野末隼の日記帳。

文を書く。って楽しい

ライブ金曜日。舶来土曜日。

金曜日はライブ当日。


一夜漬けで臨んだ形となり
朝からふわふわする。
1日ハイな状態で臨む。


いやに緊張する。
気づけばあっという間に終わっていた。
当日までは長いが
その日はあっという間である。


お客さんに救われた。
色々演者としてのミスが多く
不甲斐ないショーでごめんなさい。


それでも楽しく見てくださる皆さんに感謝。
ありがとうございました。


土曜日は午後近くまで寝て
喫茶店でダメ出しをいただき
夜は仲間に同じくアドバイスをいただいた。


そのままなんばグランド花月で開催中の舶来寄席へ。
卓越されたショーは素敵だ。
大いに笑って楽しい時間だった。


週末が過ぎる。
今日はホテルにて営業。
いつも通り、人の喜ぶ姿を想像して
今日も芸に臨むのだ。

改める木曜日。

焦っていても仕方がない。
気づけばライブ前日だ。


木曜、
今日は起きてフラフラとして
前日の疲れをとる。
ウッドデッキでストレッチ。
余震が起きない雰囲気なので
少し安心する。このまま起きないでいてくれ。


午後からダンスの稽古。
先生から教わることは多い。
ストイックな人はすごい。
自分にはないものばかりを持っている。


自分の心を改める。
なんだ
こうした悩み一つ一つはちっぽけだ。


それにしても
踊りっていうものはすごい。
気づけば体が動いている。
楽しい。
ずっと踊っていたくなる。


心も踊った。
楽しい稽古だった。
疲れはするけれど良い疲れである。


夕方は天満橋にて打ち合わせ。
撮影が来月にある。
某テーマパークでのアトラクションに活用されるそうな。
ありがたい。
準備してより良いものをつくれるように。


夜は定食屋にて定食を食べ
珈琲屋で明日の打ち合わせ。
というよりネタをセットする。
ああ、とりあえず今できることをしよう。


さあ、明日だ。
あと数時間で朝が来る。


人前でする表現を楽しめ。
自分が喜び人がよろこぶ
それをするのだ。

怯える火曜と水曜日。

火曜はどう過ごしたかあまり覚えていない。
ネタを書こうとするもダラダラとする。
なかなかでてこない。
というより本番は明日だ。
ああ、いつもライブ前は絶望感が多い。
こんなことを書くべきではないのだが。
でも楽しいものは提供したい。
でも挑戦もしないと。だがでてこないから
できない。ああー


そんな地震から起きる不安感と
ライブ前のフラストレーションが重なって
ふさぎ込む。
振込のために銀行を往復する。
行ったはいいが通帳もしくはカードもしくは
メモしているためのスマホをどれかひとつ忘れていて
ただ銀行を暗い顔して行き来する男だ。
ただの変な人じゃないか。


こういうときに
切り替えられるお気に入りのカフェはおやすみである。
家では相変わらずなにもできない男である。


そんな感じで過ごすのもつかの間
日常はようしゃなく過ぎる。


この日の夜は近所のBarにて
年一のイベントショー。投げ銭スタイルなので
気分は楽。となるわけでもない。
毎回それを楽しみに来てくれる人がいるのだ。


急遽土壇場で
相方が震災の影響で来れなくなった。
結構ショックである。仕方ない。


ネタをソロ用に変えて用意する。
営業ルーティンだ。仕方ない。
ああ、妥協である。
でもそれが、楽しんでいただける最善の策。
自分はアマチュアではない。自己満足でショーを提供するべきじゃない。
なんて偉そうに言いながら、鼻くそをほじり、ネットサーフィンを繰り返す。


夕方に近所のたこ焼き屋と定食屋へいく。
いくぶんか心は落ち着く。


ショーは無事に盛り上がる。
ソロは当然であるが楽である。
チームやユニットの方が難しいに決まっている。
つくづくバンドやチームの皆さんを尊敬する。
ソロがでも自分には合っているとつくづく思う。
気分が移り変わりやすく淀みやすいのだ。


なにぶん
ワールドカップで元気になっていても
地震の不安感は拭い去れない。
きっとこの町の人々の不安感は週末までは
続くだろう。
不安にしても仕方ないのだが。
起きないなら起きないにこしたことはない。
安全に。


明日はライブだ。
これからダンスの稽古に行かねばならない。
ああ、ライブのネタをセットリストから作る。
まだできていないのだ。


ひとつでも多く
新しいネタを作らねば。
ものまねというものの難しさとハードルの高さを
改めて痛感する。なんでこれ始めたのだ。


そんなことを言ってても始まらないので
書きなぐりながら
営業の問い合わせの返事を書きつつ
ライブネタづくりに専念する。


もう一度確認。
ライブは明日だ。


いつだって時間はかえってこない。
最近思うのだが
情報はちょうどよく少なめがいい
お金も友達も時間も
きっと全部。